人気ブログランキング | 話題のタグを見る

山のもの。

ある日、セイイチさんが採ってきた、山菜。
ミヨコさんが、ウドの皮をむいていたので、わたしもやってみました。

山のもの。_f0281768_20083970.jpg


今年の春は気温が高かったから、皮が厚くなっているようです。
皮をむいたあとの手は、ウドのいい香りがしました。

山のもの。_f0281768_20083981.jpg

そして今日、セイイチさんと妹のキミコさんが、山へ。
ゼンマイを、たくさん採ってきました。

ゼンマイを茹でたあと、揉んで・干してを繰り返します。

山のもの。_f0281768_17524633.jpg


海のかおりがする、とおもう・・・。

山のもの。_f0281768_17553036.jpg


今年は、大岐の家にある道具を使って、ミヨコさんに機織りを習う予定。
亡くなったばあちゃんが糸を作って、ミヨコさんは織り方専門だったそう。

昨日の夜、聞いたはなし。
 
当時織ったのは、からむしではなく、麻。
からむしはほとんど出荷し、自家用の布、また蚊帳地など販売用の布として村の女の人たちが織ってきたのは、麻だった。

セイイチさんが子どもの頃は、麻の服を着ていた。

昔はお葬式のとき、「カタビラ」を身に着けたので、そのための麻布が、よく売れた。

タテイトが麻・ヨコイトがからむしの、裃(カミシモ)のための布、「カタヤマ」を織った。
田島の祇園祭に出る人から、注文があった。

大量生産された既製品の「スキンノ」(赤飯や炊き込みご飯を蒸すときに使う麻布)が出回り始め、
ばあちゃんたちが、もう自分たちが作ったものは売れなくなる・・・と言っていた。

織った麻布を呉服屋さんに渡して、会津木綿と物々交換した。
麻布一反に対して、会津木綿が3,4反くらいだった。

お盆には、からむしの着物を着た。

揃いの塗りものは、近所で貸し借りできるように、みんなで同じようなものを購入した。

山のもの。_f0281768_20091988.jpg



by morinokasumi | 2015-05-27 18:08 | 暮らし | Comments(0)
<< からむしの芽。 朝のしごと。 >>