知り合いの、習字教室の練習書きを、何となく見せてもらっていて、目に留まった。
だれの、なんの言葉かも知らなかったけど、しんと、こころに。
今から9年前、昭和村にやって来るとき、清書したこの言葉を、贈ってもらった。
「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」
花、ということ。
なんとなく今に、繋がっているような。
満開の、トチの花。
ウツギの花。
クルミの花。
入った喫茶店に、古本棚があった。
そのなかの一冊、勅使河原蒼風の「花伝書」
その人は、
「花がなければ、土をいける」
と言った。
たいせつに思い、特別なものだけれども、
同時に、特別なものではない、ということも、心得ている。
モノ、としてでなく、本質を、見る。
とおく、ひろく、見る。
からむしを考えるときに、思うこと。
黄色いバラの花。
はじめて見た、黄色のフジの花。
それが、並び合っている!
すごい!
オドリコソウ。
だれが付けたのかなー、こんなすてきな名前。
今日も暑くなりそうです。