きれいな傷。

ひとまず、をうみ、おわり。
苧桶(オボケ)から出した糸、280グラム。

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春先に、すきんのうを織る予定。
このあと、よりかけしながら、だいたいの量(長さ)を見る。
前に織ったときよりも糸が太めだから、
よりざっくりした、いいすきんのうが織れるといいなぁと思います。

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今度は、からむし糸を績む。
まず、裂きかたから。
をのあとだと、すごく短く感じるなぁ。

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赤い傷のはいった、からむし。

「品質」としては、劣るもの。
でも、この傷が、布にもたらす表情がある。
不出来なもの、ないほうがいいもの、という価値観の裏側に、
それにしか、生み出し得ないものがある。

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そして、シショー。
原稿がんばって書いています。
わたしも、誤字脱字や文章のつながりをチェックしたり、
分かりにくいと感じたり、疑問を持った部分は、その場で聞いたりコメント書いて、
編集の方に見てもらう前の、ミニ校正をしています。

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読んでいて、いいなぁと思ったところは、ちゃんと褒めます(^^)

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# by morinokasumi | 2018-01-19 15:51 | 暮らし

お宮の雪下ろし。

山の神さまのお宮の、雪下ろし。

8軒のうち5軒の家から、一人ずつ出て集落内の共用場所の除雪をする。
今回は、お宮の屋根、水門2カ所、消防用のポンプが入った小屋の屋根。

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セイイチさん、雪の上に杉の葉っぱを敷いて、座る場所をこしらえている。

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わたしも、こわごわ、はじめて屋根に上がってみた。
ちょっと足がすくんで、てっぺんまでは行けない。
セイイチさんに、ふちの方まで行くな、落ちんなよ、と何度も言われる。

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いちばん最初が、いちばんおっかねえだ。

次に下ろす頃には、もっと雪が積もって屋根に近くなってるから、
高さがなくなって、こわくなくなる。

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途中、トシカツさんがやってきた。
わたしが中途半端に下ろした場所が、どんどんきれいになっていく。
セイイチさんに、もう降りろ、と言われ、戦力外通告・・・。

トシカツさんに、こわくないですか、と聞くと、
一回落ちてみたらいいよ、思ったより気持ちいいよ、と。
うーん・・・。

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今年85歳のセイイチさん。
屋根に上がっての雪下ろしも、現役。

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午後からは、「昭和学講座」
シショーせんせい。
雪の中、たくさんの人が集まって下さいました。
ありがとうございます。

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「石包丁」のはなし。

鉄が入ってくる前は、石の包丁で穀類の収穫をしていた。
ミガイッタものから、穂の部分だけを摘む、「穂刈り」。
それが、カマを使うようになると、根元から一斉に刈り取るようになる。

「穂刈り」をすると、最初に刈り取った実が「早生」としての種になり、
遅く刈り取ったものは、「晩生」の種として分けて使う。
環境や土地に合わせた品種を、栽培をすることができる。

道具を、時代の前後で見て、「古い、遅れたもの」と「新しい、優れたもの」とは言えない。
そこには、使うこと、の意味がある。
最初に穂刈りしたものを、神さまに供える、ということもある。
合理的、でなくても、非合理でも、文化として、精神的に意味をもつこともある。



# by morinokasumi | 2018-01-07 11:24 | 暮らし

2018年、はじまり。

朝、山の神さまへ、お参り。

雪がたんまり積もって、いつもは見上げる鳥居を、腰をかがめてくぐる。

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「績んでんのか」
「うん」
「を、か、からむしか」
「を」
「細く績んでんのか」
「太く績んでる」
「すきんのう、織ったらいいわ」

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10時から、大岐センターで年始会。
8軒から13人集まる。
キヨシさんエイコさん、若松に引っ越す挨拶。

キヨシさんのお家の裏にある水神さまのことを、聞いておきたいと思った。

エイコさんより。
おまつりは、12月1日。
今年は、赤飯をあげ申した。
昔は、餅をついた(カワビタリモチ)。
丸いお餅、ひとつは水神さまの祠に、もうひとつは、川に投げた。
子どものとき、木の枝に餅を刺して川に浸けたあと、食べた思い出がある(フミヨさん)。

今年の12月1日、カワビタリ餅ついて、おまつりできるように。

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うちの神さま用のお餅は、四角餅2枚の上に、丸ひとつ。
エイコさんちは、四角3枚の上に、丸ふたつ、なんだって。
しかも、一番上の丸餅は、1日に乗せる。
凝ってるなぁ。

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でも、元旦に餅つきは大変だから、
そこは変更して、1日にみかん乗せることにしたって(笑)
発想がかわいい。

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年賀状が、届く。

ブログ、楽しみにしてます
いつも発信しつづけてほしいです

と。

ありがとう。

今年もここに、からむしヒトカケ、納められますように。






# by morinokasumi | 2018-01-01 18:47 | 暮らし

スターマイン。

「スターマイン」、咲いてきました。
スターマインは、お花がまんまるで大きいなぁ。
ぽんぽん。

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いやーあついあつい。
暑いです。
台風前にやっておく外仕事で、汗だく。

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昔は30度超えることなんてなかったーと聞く。
気温が上がってるんだなぁ。
でも、朝晩は確実に涼しくなるから、それはほんとうにありがたい。
夕方涼しくなってくると、あーこれは宝だーと思う。

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ひんやりした空気に、心身がほっとして、
しずかに、ゆるやかに、一日のおわりに向かっていく。

今夜は月が明るい。

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# by morinokasumi | 2017-08-06 21:17 | かすみ草

久しぶりの、からむし引き。

2週間ぶりに、からむし引き。
セイイチさんに、刈り取って来てもらって。

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茎はだいぶ固くなって、バリバリだーとセイイチさん。
引いてみると、
赤い傷がちょこちょこ増えているのと、多少繊維が厚くなっているけど、
まだ大丈夫。

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セイイチさんが、刈り取りと剥ぎかたをやってくれること、
最初はうまく思えなかった。
やってもらわなくてはできない、自分でやりきれないことを、
恥ずかしく、心苦しく思った。

でも、今は、セイイチさんと一緒にからむしできること、
セイイチさんが刈り取って、剥いでくれるからむしを引けることを、うれしく思うし、
うちのじいちゃんがやってくれる、ってことを、自慢みたいに思う。

今日も、久しぶりに引いたからむし、どうだーって見に来て、
まださすけねぇな、って。
ずっとこうやって、毎年毎年、一緒にやりたい。
あんまり考えると、泣きたくなるけど、一夏一夏のセイイチさんとのからむし仕事が、
とっても大切で、ありがたいことだと。

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今年85歳のセイイチさん、これからまた小屋をひとつ建てる予定。
すごい(笑)





# by morinokasumi | 2017-08-04 20:36 | からむし